木がいっぱい、葉っぱもいっぱい

日本に来たよ。私の飛行機遍歴の話。

一昨日、日本に帰ってきた。

空港で受けさせられた検査は陰性だったし症状も全くないが、帰国者は全員2週間の自主隔離をしなくてはならないらしいので、実家(幸い、空港から遠くない)で鬼滅の刃を観たりネット麻雀をやったりMacBookのOSをアップグレードしたりしておとなしく過ごしている。

10時間のフライトは辛かった。もう何往復かしていて、旅自体は慣れたもんだが(当日朝に準備を始め、家を出る直前まで洗濯の乾燥機を回すという余裕っぷり)、飛行機に乗っている時間は回数を重ねるごとに辛くなっていく気がする。

最初の渡独は7年前の夏、旅行のためだったが、そのときは直行便を買うお金がなく、アムステルダムで乗り継ぎだった。乗り継ぎの待ち時間なども含めると合計14時間以上はかかったのではないかと思う。

20代前半だった当時、どんな環境でも大丈夫だぜと思っていた。実際大丈夫だった。帰りも同じルートだったけど、平気だった。次行くときもこのルートで行こう、安いし、と考えていたぐらいだ。

2年前に渡独したときは、アムステルダム経由の便がなかったか高くなってたかで、アブダビ経由にした。乗り継ぎ地点が違うだけで、所要時間は前回より少し短いぐらいなので(12、3時間だったと思う)、まあ余裕だろうと思っていた。

しかし、全くだめだった。途中で身体中が痛くなり、寝ることもできなくなった。フライトの後半はただひたすら、早く着け早く着けと念じながら、耐えていた記憶しかない。

その次、前回日本に一時帰国したときは、JALの直行便にした。最初は別の航空会社の上海経由にしていたのだけど、当時はよくわからない病気が中国で流行し始めていると言われ始めた頃で(もちろん、今日新型コロナと言われるそれのことである)、ちょっと高くなるけど直行便のほうがいいかな、と思ってキャンセルして取り直したのだった。

その結果、もうJALの直行便しか使いたくねー! となった。多少お金を出してでも、時間を短縮して不快な思いを減らすことができるのならそのほうがいい。それに、日本の航空会社を使うのは初めてだったのだけど、ご飯や飲み物の内容がやはり自分に合っているし。やっと自分のホームが見つかった感じだ。

そして、今回。なんか映画などを観る気にならなかったので(元々、機内の小さな画面でわざわざ映画を観るのは好きじゃないから、ものすごく観たいものがないと観ない。すみっコぐらしの映画とかだったら観たい)、酒を飲んでさっさと寝るか〜と、ジンをストレートで飲み干して早々にぽやしみをさせていだたくはずだった……がしかし、眠れない!

……エコノミークラスって、やっぱり狭くね?

今までそんなこと考えたことなかったけど。

私がどんどん贅沢になっていくのか、加齢でキャパが小さくなっているのか、その両方なのか……。

やっぱりフラットになる席がいい……。ファーストクラスじゃなくていい、ビジネスクラスで飛べるようになりてぇな……。頑張ろうと思いました。

そういえば、私はまだ「時差ボケ」というものを経験したことがない。今回も、機内で全然寝られなかったけど、時差ボケにはなってないと思う。いつかはなってしまうのだろうか……。なりたくないな。

 

 

シンプル・プランのフランス語ヴァージョンの曲、いいよね。カナダはフランス語圏の国でもある、このことを忘れちゃいけないと思う。意外に結構いるんだよ、カナダって英語だけじゃないんですかって言う人。

さて、鬼滅の刃の鑑賞に戻りますか……。